第1回ファイナンシャル・ウェルビーイング(FWB)シンポジウム(東京・信濃町開催)

ウェルビーイング学会FWB分科会
FWB分科会創設1周年記念
『ファイナンシャル・ウェルビーイングの発展を考える』

 

共催:ウェルビーイング学会FWB分科会・一般社団法人金融財政事情研究会
協力:金融経済教育推進機構(J-FLEC)
協賛:公益財団法人トラスト未来フォーラム

参加のおすすめ

 ウェルビーイング学会ファイナンシャル・ウェルビーイング(FWB)分科会の創設1周年を記念し、この度、同分科会と一般社団法人金融財政事情研究会の共催により、創設1周年記念シンポジウムを開催する運びとなりました。
 このシンポジウムは、今注目されるウェルビーイング/ファイナンシャル・ウェルビーイング(FWB)に関し、産官学金の第一人者による講演やパネルディスカッションにより、その最新動向を対面でお伝えします。加えて、リアルな情報交換会を設け、皆様のネットワーク作りの一助となる場を提供致します。

  • 金融機関役職員の皆様には、今や金融機関経営の新たなパーパスとなりつつあるFWBについて、社会や取引先(法人、個人、地方公共団体等)、金融機関自身の役職員に対してなすべきことは何か、「FWBに資する金融経済教育」の実践例や、今後の経営展開策への示唆をお届けします。
  • 企業人事担当の皆様には、企業価値向上に資する人的資本経営とFWBの関係についてエビデンスを提示しつつ、企業における金融経済教育の最新動向や様々な実践例をお届けします。
  • 教職員や学生の皆様には、「今必要な金融経済教育とは何か」についてエビデンスを提示しつつ、FWBに資する金融経済教育の重要性と具体的な教育内容や実践例をお届けします。

 

つきましては、貴台におかれましても本シンポジウムに是非ともご参加賜りますようよろしくお願い申し上げます。

開催概要
<第1回ファイナンシャル・ウェルビーイング(FWB)シンポジウム&情報交換会>
  • 日 時:2025年6月11日(水)13:00~18:30(受付12:30~)
  • 定 員:80名〈先着順〉※申込は6月1日まで(ただし、定員に達し次第受付を締め切ります)。
  • 会場参加:5,500円(税込、当日配布資料・情報交換会・後日アーカイブ映像配信込み)
  • 後日アーカイブ映像配信のみ:5,500円(税込、資料はデータダウンロードになります)

 


 

<会場のご案内>

■金融財政事情研究会本社ビル(東京都新宿区南元町19)2階第1会議室
■交通
・JR 中央・総武線 信濃町駅下車 徒歩2分

カリキュラム
13:00~13:15  Opening Remarks

ウェルビーイング学会 代表理事
武蔵野大学ウェルビーイング学部長 慶應義塾大学名誉教授
前野 隆司 氏

  • 1984年東京工業大学(現東京科学大学)卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、慶應義塾大学理工学部教授、ハーバード大学訪問教授、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授等を経て、武蔵野大学ウェルビーイング学部学部長、慶應義塾大学名誉教授。博士(工学)。著書に、『ディストピア禍の新・幸福論』(2022年)、『ウェルビーイング』(2022年)、『幸せな職場の経営学』(2019年)、『幸せのメカニズム』(2013年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(2004年)など多数。日本機械学会賞(論文)(1999年)、日本ロボット学会論文賞(2003年)、日本バーチャルリアリティー学会論文賞(2007年)などを受賞。専門は、幸福学、イノベーション教育、システムデザイン・マネジメント学など。

13:15~13:55  セッション1:基調講演

「ウェルビーイングとファイナンシャル・ウェルビーイング」

 

ウェルビーイング学会 副代表理事
東京大学公共政策大学院教授 慶応義塾大学政策・メディア研究科 特任教授
鈴木 寛 氏

  • 東京大学法学部卒業。通商産業省、慶應義塾大学助教授を経て参議院議員(12年間)。文部科学副大臣(二期)、文部科学大臣補佐官(四期)などを歴任。教育、医療、スポーツ、文化、科学技術イノベーションに関する政策づくりや各種プロデュースを中心に活動。コミュニティ・スクール法制定、高校無償化、高等教育修学支援金創設などを実現。現在、大阪大学招聘教授、千葉大学医学部客員教授、電通大学客員教授、福井大学客員教授、和歌山大学客員教授、神奈川県参与、神奈川県立保健福祉大学理事、Teach for All Global board member, 日本サッカー協会参与、NPO法人日本教育再興連盟代表理事(ROJE)なども務める。

 

ファイナンシャル・ウェルビーイング分科会 座長
三井住友信託銀行 専門理事
井戸 照喜 氏

  • 1989年東京大学大学院工学系研究科修了。住友信託銀行(現三井住友信託銀行)入社。企業年金の制度設計・運用関連業務に従事後、2008年からラップ口座、投信・保険の推進担当役員、三井住友トラスト・ライフパートナーズ取締役社長、三井住友信託銀行 職域ビジネスの担当役員等を経て、2025年より現職。「ファイナンシャル・ウェルビーイング」の調査・研究、普及活動などに注力し、2024年度からはウェルビーイング学会ファイナンシャル・ウェルビーイング分科会 座長、帝塚山大学法学部 講師(非常勤)も務める。日本アクチュアリー会正会員、年金数理人、日本証券アナリスト協会検定会員。
    [主な著書]
    「銀行ならではの“預り資産ビジネス戦略”──現場を動かす理論と実践」(金融財政事情研究会、2018)、「ファイナンシャル ライフ エンジニアリング ~したたかに“楽しむ”! 洗練された『人生の経営者』を目指して~」(金融財政事情研究会、2024)

14:00~14:30 セッション2:特別講演

「ファイナンシャル・ウェルビーイングを目指すJ-FLECの取り組み」

 

金融経済教育推進機構(J-FLEC) 理事長
安藤 聡 氏

  • 1977年慶應義塾大学法学部卒業、㈱東京銀行(現㈱三菱UFJ銀行)入行、本店営業部・ニューヨーク・大阪支店・人事・日本国債トレーディング・外国債券ポートフォリオ運用・法人営業企画・合併委員会小委員会事務局・検査企画・資産運用企画(副部長)・ジャカルタ支店(支店長)を経て、2007年㈱三菱東京UFJ銀行退職。 2007年オムロン㈱入社、常勤監査役、2011年執行役員経営IR室長、2015年執行役員常務グローバルIR・コーポレートコミュニケーション本部長、2017年6月取締役に就任、社長指名諮問委員会、人事諮問委員会、報酬諮問委員会 各副委員長、2023年6月オムロン㈱退社。2024年4月から現職。

***** 休憩(15分) *****
14:45~15:15 セッション3

「FWBに資する金融経済教育とは?」

 

社会的金融教育家
田内 学 氏

  • 1978年生まれ。東京大学工学部卒業。同大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。2003年ゴールドマン・サックス証券株式会社入社。以後16年間、日本国債、円金利デリバティブ、長期為替などのトレーディング業務に従事。日本銀行による金利指標改革にも携わる。2019年に退職してから、執筆活動を始める。著書に『お金のむこうに人がいる』(ダイヤモンド社)、高校の社会科教科書『公共』(共著、教育図書)。お金の教養小説『きみのお金は誰のため』(東洋経済新報社)はビジネス書グランプリ2024で総合グランプリを受賞。社会的金融教育家として、学生および社会人向けに講演なども行う。週刊誌アエラや女性誌VERYなどで経済コラムを連載中。

15:15~15:35 セッション4

「学校における金融経済教育の実践例」

 

群馬県立伊勢崎高等学校校長
高橋 みゆき 氏

  • 群馬県の高等学校家庭科教諭として23年勤務した後、群馬県教育委員会事務局高校教育課の家庭科担当の指導主事として5年間務める。その後、桐生市立商業高校、館林女子高校で教頭として勤務し、在職時に現行の高等学校学習指導要領家庭科の編集に携わる。大間々高校校長を経て2023年より現職。伊勢崎高校では、群馬県のSAH(Student Agency High school)指定校として、探究活動を核とした生徒がエージェンシーを発揮する学校づくりに取り組んでいる。また、誰もが自分らしく輝ける職場環境づくりを目指し、令和5年度全国普通科高等学校長会研究奨励費研究において「なぜ女性校長は少ないのか~女性校長を増やす意義と方法~」を報告。

15:35~15:55 セッション5

「職域における金融経済教育の実践例」

 

特定非営利活動法人 確定拠出年金教育協会 理事
大江 加代 氏

  • 株式会社オフィス・リベルタス代表取締役。大手証券会社に勤務していた22年間、一貫して給与所得者の積立による資産形成業務に携わる。夫 大江英樹とともに、2012年に株式会社オフィス・リベルタスを立ち上げ、確定拠出年金(企業型DC/iDeCo)・定年前後のマネープランをテーマとする講演を中心に執筆活動も行っている。確定拠出年金の分野においては日本の草分け的な存在で、2015年にNPO法人確定拠出年金教育協会の理事に就任、iDeCoの情報サイト「iDeCoナビ」の運営や企業型DC導入企業の表彰などを通じて、確定拠出年金の健全な普及のための活動を行っている。現在、厚生労働省 社会保障審議会委員を務めている。主な著書に「定年後夫婦のリアル」「iDeCoのトリセツ」「新NISAとiDeCoで資産倍増―人生100年時代の新しいお金の増やし方―」がある。

16:00~17:25 パネルディスカッション

「ファイナンシャル・ウェルビーイングの発展を考える」

 

〈登壇者〉

ウェルビーイング学会 副代表理事
鈴木 寛 氏

 

第一生命経済研究所 総合調査部 研究理事
村上 隆晃 氏 

  • 1990年3月東京大学文学部卒業、1990年4月第一生命保険入社、1997年4月第一生命経済研究所出向、1998年7月大蔵省財政金融研究所(現、財務省財務総合政策研究所)研究員、2000年7月第一生命経済研究所に帰任、2012年4月第一生命保険に帰任、2015年4月より現職。

 

オムロン共済会ウィズ
久門 崇宏 氏

  • 1998年にオムロン株式会社に入社。財務部・人事部・企業年金基金での勤務を通じて、企業年金関連業務を約20年、ライフプラン教育の企画・統括を約10年にわたり担当。2021年、福利厚生制度の活用支援組織の立上げメンバーとして現担当に着任。社員一人ひとりが福利厚生制度を知って活用することを通じてありたい姿を実現し、「この会社で働いていてよかった!」と感じてもらうための取組みを続けている。2019年の退職金制度のDC全面導入にあたり、社員目線での支援策の企画・導入を完遂。継続教育を通じて、元本確保型のみ選択者割合が制度改定前の50%強から15%まで低下。2022年、既存の定年退職前セミナを「生涯現役」「健康寿命の延伸」をコンセプトにライフデザインセミナとして大幅刷新。お金・健康・仕事・生活の各要素の棚卸し機会を提供し好評を得る。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト、1級DCプランナー。企業年金連合会 確定拠出年金小委員会専門委員(2020年~2023年)。

 

ベネッセコーポレーション ベネッセ教育総合研究所 研究員
田邉 心技 氏

  • 1999年ベネッセコーポレーション入社。東海、北陸、首都圏、北関東エリアの中学高等学校、教育委員会などに対する教育情報提供を担当。生徒、保護者、先生向け研修会講師経験は1,000回以上。専門は「世界大学ランキング」「非認知スキル育成」「学校での金融経済教育」。京都大学私学経営アカデミーでは、「マーケティング」「AIと教育改革」を担当。中小企業診断士として、地域創生やSDGs経営、政府系補助金解説セミナーの講師を務める。

 

LIFE MAP 合同会社 代表
竹川 美奈子 氏

  • LIFE MAP合同会社代表。出版社、新聞社勤務を経て、2000年にFP資格取得。取材・執筆活動を行うほか、投資信託や確定拠出年金(企業型DCやiDeCo)、マネープランセミナーなどの講師などを務める。2010年から個人投資家の交流会の共同幹事を務めるなど、資産形成・投資のすそ野を広げる活動にも取り組んでいる。『大改正でどう変わる?新NISA 徹底活用術』(日本経済新聞出版)、『[改訂新版]一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo活用入門』『改訂版一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門』(ダイヤモンド社)など著書多数。2016年金融庁金融審議会「市場ワーキング・グループ」委員、2022年「顧客本位タスクフォース」メンバーなど。

 

〈モデレーター〉

ファイナンシャル・ウェルビーイング分科会 副座長
三井住友トラスト・資産のミライ研究所
清永 遼太郎 氏

  • 三井住友トラスト・資産のミライ研究所研究員。2012年三井住友信託銀行入社。千葉支店勤務後、2015年より確定拠出年金業務部にて企業のDC制度導入支援や投資教育業務等を担当。2019年より大阪本店年金営業第二部において、企業年金の資産運用・制度運営支援に従事。2021年から現職において、資産形成・資産活用に関する調査研究ならびにコラムや書籍の執筆、セミナー講師を務める。2022~2023年(公財)年金シニアプラン総合研究機構「老後資産形成に関する継続研究会」委員。2024年度よりウェルビーイング学会ファイナンシャル・ウェルビーイング分科会副座長。

 

17:30~  情報交換会
※プログラムの内容・時間割等は予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承願います。
お申込方法や企画内容のお問合せ先

一般社団法人金融財政事情研究会 FPセンター
電話03-3358-0016